※要事前申込※ 3月特別例会 2025年3月1日(土)開催

佛教史学会 3月特別例会を下記の通り対面形式で開催いたします。
事前申込み制となっておりますので、参加ご希望の方は下掲の参加申込みフォームよりお申込みください。

佛教史学会3月特別例会
「よみがえる神仏習合 / 融合 ―近年における神前の講経・講式再興の動向をめぐって―」

[趣旨]
日本古代・中世・近世において、仏教と神信仰(神道)の複合,融合、あるいは包摂、混交が成立・展開した。この宗教現象は一般に「神仏習合」と呼ばれる。仏教の歴史の理解にとって、この現象の解明は大きな研究課題である。よく知られるように、近代になって明治の新政府は神仏判然令と呼ばれる法を発布し、政策的に「神仏分離」を実施した。そしてこれに伴って「廃仏棄釈」が実施された。これによって、日本の仏教・寺院と神道・神社との関係は大きく変化した。さて、その明治維新から 150 年余が経過した。この間、仏教界・神道界の様相には変化が見られ、また学問研究の分野でも明治維新の歴史的評価は大きく変化しつつあるように見受けられる。今日、伝統の復興・再生という観点から、あるいは神仏分離の相対化と見直しという観点から、かつての神仏習合(融合)時代に実施されていた儀礼を復興したり、あるいは離散した仏像・仏画を集積、公開したりするような動向が多く見られるようになった。この特別例会では、こうした現代における復興・再生の動向に注目し、これを仏教史学、宗教学、神道学など複数の学問分野から検討してその特質と意味について考察したい。

[日時・会場]
2025 年 3 月 1 日(土)13:30~17:00
龍谷大学大宮学舎 東黌 101 教室( https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/omiya.html

[プログラム]
第一報告:吉田一彦(名古屋市立大学)「諏訪における神仏の融合・分離と近年の再興の姿」
第二報告:ルチア・ドルチェ(ロンドン大学 SOAS/国際日本文化研究センター)「現代の神仏習合ブーム―京都の神社に
おける「習合」的儀礼を問う―」
第三報告:遠藤潤(國學院大学)「神仏融合からの〈離陸〉―平田国学の場合―」
コメント:本郷真紹(立命館大学)
総合討論
※例会後に懇親会を予定しています

◆参加申込みフォーム 〔申込み期日 2025年2月21日(金)〕※特別例会のみの参加は、受付を継続しております。下記フォームよりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfE6Tgb27Gksy_5o7j2DVUkBHYAHChqSKbmFYiS19Z4LK0D1Q/viewform?usp=dialog

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