2012年6月30日(土)午後1時30分より、龍谷大学大宮学舎において、第7回の佛教史学入門講座を開催しました。
開催趣旨の説明に引き続き、まず馬場久幸先生が「韓流は今にはじまったことではない ―朝鮮仏教史と日本―」と題して、先生ご自身の専門である高麗版大蔵経についてのお話しを中心に朝鮮仏教史研究の解説を、続いて知名定寛先生が「琉球はかつて仏教王国であった ―環東シナ海仏教文化圏―」と題して、これまで余り顧みられることのなかった「琉球仏教史」について、琉球(沖縄)と仏教のかかわりを中心にお話しくださいました。
その後引き続いて質疑応答が行われましたが、予定時間を超過するほどの質問が寄せられ、当初の目的である「初学者向け」だけでなく、専門的にも興味深い内容で、有意義な講座となりました。
ご参加いだだいた皆様、アンケートにもご協力いただきありがとうございました。