去る2013年6月29日(土)午後1時30分より、大谷大学において、
第8回の佛教史学入門講座「モノと仏教の交差点」
を開催しました。
開催趣旨の説明に引き続き、藤原崇人先生が「草原の仏教王国―寺塔発現文物にみる契丹(遼)の仏教―」と題して、先生が現地にて調査されたご成果を中心に、10世紀以降中国北部に展開した契丹(遼)の仏教についてお話しくださり、続いて宮﨑健司先生が「仏教史料の宝庫・正倉院文書」と題して、正倉院文書の成り立ちや構成を中心に解説してくださり、いかに有用な史料であるのかということを改めて認識することができました。
その後の質問コーナーでは、会場から多くの質問が寄せられ、先生方には時間いっぱいまでお答えいただき、より深く講演内容を理解することができました。「初学者向け」の入門講座というものの、専門的にも興味深い内容で、有意義な講座となりました。
ご参加いただいた皆様、アンケートにもご協力いただきありがとうございました。